石に関わり、今年で創業110年を迎える株式会社佐藤石材工業の新しい事業ブランドとしてスタートする『Centuria・Life』。なぜ、創業100年目ではなく、110年目にして立ち上げたのか。偶然のようであり、必然な理由があります。
『Centuria・Life』が誕生したきっかけは、2011年3月の東日本大震災。当社も社屋全壊などの大打撃を受け、お客様の石彫品の復旧工事にも4年の歳月を要しました。
その時に改めて気づかされたのは石の持つ「普遍のチカラ」でした。“壊れたから戻す”という、復元のアクションではなく、“そこに変わらぬ想いを留めたい”といった、お客様の声が強く印象に残っています。記念碑やオブジェなど、太古から願いや思いを表現する素材に石が多いのも、石に対する潜在的かつ普遍的な意識があるからと考えました。
その体験を発信するのは、創業の地である宮城と考え、その志や象徴である100年(century)を表現した『Centuria・Life』をここに掲げ、皆様に100年以上の価値をご提供できるよう「百十(100+)年目」の今、始動させます。